毎年、この時期になると積極的に片品方面に向かうので、1箇所2回までしか滑ることができないEarthHopperは使わずに、他の早割を使うようにしてきた。
EarthHopperを温存して早割消化のために二週続けて白馬に向行ったりしいるあいだに、当の片品のスキー場である『オグナほたかスキー場』は一度も行かないうちに今シーズンの営業を終了してしまった。
残りわずかな今シーズン中に片品に行くことはできるのだろうか。
EarthHopperにデポジットしたぶんの早割消化を考えれば、EarthHopperの使える片品方面のスキー場に行くのが手っ取り早いのですが、前向きに滑りを楽しむのは大前提。それこそ消化試合にしてしまっては元も子もない。
雪の少ない(そして硬そうな)片品でお茶を濁すよりも、ここは前向きに“春のARAI”を満喫すべく妙高方面に向かうことにした。

『道の駅あらい』で前泊して、7時前にアライの駐車場に到着した。
この日はさすがに『ファーストクラス』にする必要はないので、『エコノミークラス』の列に場所を取り、EarthHopperで一日券を発券しようとしたら、

チケットが買えない・・・・
すぐに返事が来るとは到底思えないが、LINEのEarthHopperの問い合わせ窓口に問い合わせを送ってから、念のためチケット売り場のスタッフに確認してみたが「この時期もEarthHopperは使えます」と言われ、完全な八方塞がり。
もちろん普通にARAIの一日券を買えば済む話なのですが、それはシャクに触る。
確認すると、お隣の『赤倉観光スキー場』のチケットはEarthHopperでも購入できるようだったので、営業開始30分前にせっかくのエコノミークラスの列のポールポジションをあきらめ、翌日に行くつもりだったアカカンに向かうことにした。

そうして赤倉観光スキー場に着いたのは9時。
ありがたいことに赤倉観光の駐車場はこの時間でもそれほど混雑しておらず、ほぼいつも通りの場所にクルマを停めることができた。
何より、ゴンドラ乗り場まで雪が繋がっているのはとてもウレシイ。

すでにゴンドラ乗り場に並ぶ人もなく、ゲレンデのピステンもほとんどがかき消されていた。
前泊意味なし。心底がっかり。


スキー場ボトムをはじめとして、標高の低い場所ではストップスノーも出ておりましたが、中段以上の斜面では特に引っかかるようなこともなく、いたって普通の春雪を味わうことができた。春爛漫。

さておき。
この日は『TT168ミズメヒノキ』に『Karakoram PRIME-X』を着けて持ち込んだ。
PRIME-Xがかなり硬いフレックスを持っていることが解ったので、ハードフレックスの権化のようなミズメヒノキと組み合わせてみたかった。
ミズメヒノキには『BURTON GENESIS』も組み合わせて試してみたりもしたが、今のところ私が持つバインディングの中では『UNION FORCE』が一番マッチしている。
それはやはり、ミズメヒノキの硬さを扱い切るには、足許にもそれに負けないハードなレスポンスを持つバインディングが必要になるから。
そのFORCEと変わらないくらい硬いハイレスポンスモデルであるPRIME-Xの底力を理解するには、ミズメヒノキと組み合わせてみるしかないと思った。
ただ、残念ながらその答えが得られたのはこの翌日のこと。
この日はすでにミズメヒノキを機能させられる整った斜面は残されてはおらず、ミズメヒノキはいちいち厚いシャバ雪に足を取られてしまい、この日TTに乗るのはただの精神鍛錬でしかなかった。

それでもTTでゴンドラを3本回してから『IMPOSSIBLE カラマツヒノキ』にボードチェンジ。
ソリッドボード用のインターフェースも装着してきたので、バインディングの交換はワンタッチ。
ちなみに、ミズメヒノキの方が『CARBON QUIVER CONNECTORS 3.0』。
IMPOSSIBLEにGENESIS TT、ミズメヒノキにはFORCEを着けておけば交換する必要はないので、これはわざわざやっていること。せっかくKarakoramを使っているのだから、これはぜひやってみたかった。
本質的な話ではありませんが、Karakoramは簡単に外せるので、バインディングの細かい箇所に詰まった雪を取り除くのも簡単だったりするのはちょっとウレシイ。

というわけで、第2ラウンドはIMPOSSIBLE。


やはりここまで斜面が荒れてくると、IMPOSSIBLEの方が何倍も適応能力が高い。
さすがにターンをヨコ方向に引っ張ろうとするとTTと同様に足を取られてしまいますが、雪の抵抗の高い自動ブレーキを活かした直線的なラインを繋ぐことを心がければ、荒れた斜面に狙ったラインがほとんど影響を受けない。
とにかく操作が楽ちん。そして何より楽しい。

この1週間前でチャンピオンコースは閉鎖されてしまっていた。残念。
ただ、スキー場トップからボトムまで、4,000メートルを超える一筆書きは可能。
後から知ったのですが、スキー場トップに上がる『ホテル第5トリプルリフト』の営業はこの日までだったので、まさにラストチャンスでありました。
ARAIを滑れなかったことで得られた数少ないラッキー。
とはいえ、スキー場上部にはまだ雪も十分残っていたのでなんだかもったいない気すらする。
赤倉観光スキー場はゴールデンウィークまでの営業を予定しているのに、一番雪が残りやすい標高の高いコースを先に閉めてしまう理由は謎。春は雪崩れやすいのかな?それとも人手不足??

14時まで滑ってこの日は終了。
いかにIMPOSSIBLEなら春雪が楽しいとはいえ、同じ味攻撃ではそれにも限界がある。正午過ぎからはほぼ惰性に近かったですが、スキー場ボトム以外ではストップスノーに見舞われることもなく、惰性で滑ることが許されるくらいの雪質だったのはむしろ幸いでありました。
ちなみに、この日ARAIでEarthHopperが発券できなかったのはシステム障害が原因であったと、この2日後にLINEに返事があった。「ご迷惑をお掛けいたしましたことを重ねてお詫び申し上げます」と、お詫びの文面だけ。
リアルなやり取りではなく、バーチャルなシステムなんだから、ポイントで補填するとかやり方ならあるだろうに。とかいった私の皮算用はスカッとかわされた。
わざわざ朝イチに現場まで出向き、滑走の準備を整えてから発券できないことになり、そこからガソリンと時間と運転という手間をかけて別のスキー場まで移動させられましたが、それでもなんとかなったので今回は「ご迷惑」で済ませるとしても、人によっては損害を被るケースだってあっただろう。
そうした時には何某かの補償がされているのだろうか?
使えるスキー場が減ったり、割引率、還元率が下がったり、メリットが薄くなっただけでなく、こうした損害が発生するようではユーザーがリスクを負う意味がない。
さておき、今回はARAI〜アカカンと滑る予定だったので、2日目はどこに行こう。
もちろんEarthHopperの残高を消化できるスキー場に行きたいのですが、この時点ではまだシステムが復旧したかどうかも分かっていないのでARAIには行けない。
『パルコール嬬恋』か『戸隠スキー場』かでしばらく悩んで、昼間しか営業していない戸隠そばを食べられるお店が多い中、この時間から戸隠そばが食べられる場所があるのを見つけて戸隠に行くことに決めた。


実はこちらの『戸隠神告げ温泉』は、夏にキャンプツーリングに来た時にも立ち寄った温泉。
ただ、その時には肝心の戸隠そばが売り切れてしまっていたので、今回はその時のリベンジ。


今回は温泉だけでなく、きっちり戸隠そばもいただくことが叶った。旨し。
画像にある天ぷらもセットになった『安兵衛そば』と入湯料がセットになったセット券は¥2,000。


そして、今夜のお宿はこちら。
緑の草原だった光景を思い出しながら、くれなずむゲレンデを肴にウィスキーをロックでいただく幸せよ。

またツーリングでも訪れることにしよう。と、酔った頭で思う。
(つづく)


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