ハンターカブにシフトインジケーターは必須だと思う

やはりロータリー式ミッションのギアチェンジには慣れが要る。
信号待ちなど、発進までに心構えのできる時は確実に1速に入れて青信号を待つ準備ができるのですが、急にギアチェンジしないとならない状況に陥ったときに、いま何速に入っているのか分からなくなるときがある。
そして、そういう時の操作は決まって雑になるので、アップシフトもダウンシフトも空振ってしまい、最悪なのはどのギアにも入っていない駆動しない状態に陥ってかなり焦らされることになる。

といったことを、すでに試乗したときに感じていたので、ハンターカブの購入に際しては『HEPCO & BECKER トップケース』、『USBソケット』、そして『シフトインジケーター』の装着は前提となっていた。

購入したのは『PROTEC シフトポジションインジケーター』。
もっと安価なものもあったのですが、こちらを選んだ理由は、製品精度の評価の高さに加えて、ハンターカブ専用のキットになっていること。そして、作業内容がとても分かりやすく記載された取り付け説明書が付属することにあった。
何度失敗してもお構いなしにアフターパーツの装着作業を繰り返している私でも、電装系のパーツの装着には腰が引けてしまう。そんな私にとって、詳しく図解された説明書の存在以上に心強いものもない。

というわけで、配線作業はチャチャッと完了したのですが、そうした心配性が災いして、本来JA65には必要のないホンダ純正部品のシフトセンサーも購入してしまっていた。JA55ではニュートラルだけを検知するセンサーだったのでこの部品に交換することが必須だったのですが、JA65では最初から4速検知のセンサーが装備されるようになっていた。
下調べをし過ぎるのも痛し痒しだ。
4速ぶんのギアポジションのセンサーが標準装備されたのは、より正確に速度検知を補正するための措置だったのかもしれません。だったら予めシフトポジションインジケーターも装備しておいてよと言いたいところ。

配線作業をクリアした私にとって、装着作業上の一番の問題はインジケーターをどこに装着するのか。
とても小さいものなのですが、かといって視認性のよい場所にこれを装着できるだけの平地がない。
なんてことを悩むより先に、まさに痒いところに手の届く『せいらん工房』の専用マウントを見つけてしまい、即購入することにした。というように、ハンターカブに関する悩み事は、すでにそのほとんどが先人達の手によって解決されている。

ロータリー式のギアチェンジにもだいぶ慣れてきましたが、それでもこのインジケーターがあるのとないのとじゃ運転中の安心感が大きく違う。やっぱりこれは必須アイテムだ。
夜や日暮れ時の視認性は高いのですが、メーター自体がほぼ真上を向いているので、それと同じ角度で装着されるこのインジケーターも、空の光を受けてしまい日中の視認性はかなり低い。
見当違いな表示をするようなこともなく、現在のギア数をきちんとした報せてくれている。
ただし、各速のギアセンサー間に余白のような箇所があるようで、そこに入ると表示がおかしくなるときがあるので、シフトレバーを強く踏んでギアチェンジをきちんと完了させてやる必要がある。

というわけで、ギアポジションが表示されるようになったわけですが、何だかんだ言って時計がないことが一番の困り事だったりする。豊富に揃うハンターカブのパーツ群ですが、意外にも時計なんていう一番シンプルなアイテムがなかったりするのはちょっと笑える。
そんなに高いもんでもないし、時計くらいメーターに着けておいてよ。と思ったのですが、バッテリーがあがり症だから、その度いちいち時間合わせをさせられることになるので時計を装備してないのかね?
ギアポジション、時計に加えて、油温計、電圧計、回転数等を完備したマルチメーターなる高額商品もあるようなのですが、そちらのギアポジション表示は、ギアポジションセンサーの信号を拾うのではなく、スピードと回転数から算出されるもので正確性に欠けるのでギアポジションインジケーターとしては役不足。
買える買えないはさておいて。ですけど。

※ハンターカブに電子部品を取り付ける際には注意が必要です※

発電、蓄電量の小さい小型車ですので、安心して使えるアンペアには限りがあるようです。
特にいくつかの電子パーツを平行して使用する際には注意をした方が良いようです。
私の場合はスマホ用の『
ワイヤレス充電器』の消費電力量が大きすぎたようで、走行しているにも係わらずバッテリー上がりを起こしてしまうほどバッテリーを傷めてしまっていました。
一度バッテリーの容量を0まで使ってしまうと満充電しなくなってしまうため、走行1,000kmでバッテリーを交換するハメに陥ってしまいました。くれぐれもご注意ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (2件)

  • バッテリはほぼ専門なので、1度の放電なら満充電すれば問題ないですが、私は50ccカブにはリチウム乗せてました、電力消費多い場合は充電効率が良いのでおすすめします。車両は頑張って発電してるのに小さい鉛バッテリは電流吸ってくれないので、発電系の内部還流で損してるだけなのです。

    • ontake.telemarkさん
      リチウムって充電効率が良いんですね。勉強になります。

コメントする

目次