マツダ CX-8 に乗り換えた話 (もちろん中古ですが、それが何か) 【前編】

当て逃げされたのか、いつの間にか付いていたリアフェンダーの凹みに、マツダコネクト液晶画面の不具合まではまだ見過ごせたのですが、屋根の雨漏りに加え、ブレーキキャリパーの固着が発生したことで、いよいよトドメを刺されてしまった。
中でも雨漏りは気づいたらすぐに手当てをすることを強くお勧めする。
冬に入る前頃に雨漏りに気付いたのですが、冬は雨量が少なくなるため、つい様子を見てしまい、後回しにしておいたら症状を進行させてしまい車内全体がカビ臭くなってしまった。そうなると運転することじたいが嫌になってしまう。

そんなわけで、できることならばあと10年、10万キロは乗っていたかったアテンザワゴンでしたが、ここで安くない修理代を投入して延命させるよりも、いっそ買い換えることに決めた。
もちろん、今の私に新車を買う余裕などない。大前提として中古車。
中古車であってもクルマの乗り換えというのはワクワクする・・・ものなですが、親の介護にクルマは必須であるため、のんびりと探している余裕はない。
アテンザワゴンはブレーキが壊れたままだったので、買い替えが済むまではクルマのない状態が続くことになってしまう。雨漏りとブレーキの修理のために持ち込んだ修理工場に買取りとともにクルマ探しも手伝ってもらうことにした。

アテンザワゴンを買う時もそうでしたが、まずはそれまで乗っていたクルマの年式浅めの車輌への乗り換えを検討するのがへそ曲がり流。
人気車ではないところが中古車としては逆に魅力となるアテンザですが、その後『マツダ6』へとモデルチェンジした年式の浅いアテンザは球数も少ないため、すでに価格的な旨みはなく、また同じ不具合を繰り返しそうな車輌しか見つからない。
というわけで、アテンザ以外の車輌を見つけないとならない。
まずは条件、というか自らの希望をまとめることにする。
一、慣れ親しんだマツダのスカイアクティブ・ディーゼルを搭載した車輌。
二、先日レンタカーで体験して感動した『レーダー・クルーズ・コントロール』が欲しい。
三、今度こそ四輪駆動 。

その上で内外装のヤレ具合で許容範囲のものを見つけることにした。

アテンザワゴンにもAWDはあるのですが、言ったように満足のいくものを探すと予算を大きく外れてしまうので、以上の条件を加えると、自動的に『CX-5』か『CX-8』ということになる。
高効率なクリーンディーゼルエンジンであるSKYACTIVE-D以外にも、私がマツダを好む理由は、「鼓動」と呼ぶ独特なデザインフィロソフィ、意匠言語にある。
アテンザもそうでしたが、鼓動デザインがより強く表現されていると感じるのはヘッドライトが細く切れ長になって以降のデザイン。
CX-5はヘッドライトが細目にされた年式以降、CX-8は初期モデルから細目なので全年式で探したのですが、案の定CX-5の方が人気があるようで、どれもCX-8よりもお高い。
CX-5はちょうどニューモデルが出たタイミングだったので、相場は下がり始めていたようですが、希望額に届くまで待っている場合ではないので、CX-8に狙いを定めて捜索を続行することにした。

そうしてこのCX-8に辿り着いた。
こちらは7人乗り。6人乗りもありますが車中泊には向かない。と思いハナから7人乗り狙いでしたが、いずれにせよ条件にはまったCX-8はこの一台のみ。悩み無用。できればルーフレールは欲しかったのですが、贅沢を言ってはいられない。

レーダークルーズに加え、19インチホイールに運転席パワーシート、360°ビュー・モニターなどを装備するものの、BOSEサウンドシステム、パワーリフトゲートを装備していないので、ベーシックグレードの『XD』ではないかと思われるが詳細は不明。

修理工場でクルマを探すメリットは、凹みや傷などの不具合箇所を修理したのちに、その修理代とともに幾らかのマージンを載せてキレイな中古車として売り出す前の“素の状態”の車輌を、そのぶん安く手に入れられるトコロにある。
このCX-8には前フェンダーに拳大の凹み、運転席側の後部ドアには開けた時にどこかにぶつけたと思われる傷と凹み、前バンパーの角に30cmほどの擦り傷があった。
もしかするとCX-5、CX-8で一番出荷台数が多い塗装色かもしれない『マシングレー・プレミアムメタリック』という色なのですが、自動車工場の板金担当の方曰く「マツダのメタリック系の再塗装はできればしたくない」。とか、言いづらいことを客にはっきりと言うくらい、色合わせは相当に難しいらしい。
「別に色味が違ってもいいっすよ」と言うと、「へそ曲がりさんが思っている以上に再塗装部との色味は変わりますよ」と言う。
修理する部分だけでなく、そこと隣り合わせているパーツも塗って、グラデーションにして色味の違いを誤魔化す必要があるのだという。凹みや傷のない部分も塗装するため、塗装代はそれ相応に高くなってしまうのだという。
なので、同色の新品パーツか中古の再生パーツを買って取り替えれば、工賃は交換作業費だけになるし、メーカー塗装なので色味合わせも確実。何より中古パーツならかなり安く済むのだという。

というわけで、フェンダーとドアの中古部品を取り寄せてまるッと交換した。
ちなみに、パーツは自分でヤフオクで手配した。
例の千葉豪雨で浸水した営業車など、手っ取り早く直す必要のあるクルマのために、業界の再生パーツの多くが千葉に流れはじめているとのことで「へそ曲がりさんがフリマで探しちゃった方が早く見つかると思いますよ」と逆に勧められた。
浸水した自家用車は完成車としてはもう売り物にならないため「このあともう少しすると、そうした車輌の部品が出回りますよ」と言われましたが、私にとってはせっかくのニューカーなので、手早く綺麗に直してしまいたいので、それを待ってはいられない気分。
バンパーも直しておきたいところですが「中古でこれよりもきれいなパーツはないと思いますよ」とのことで、もはや新品と交換する他なく、現在は保留としている。

加えて、アテンザの時も同じ症状が出たのですが、こちらのCX-8に関しても運転席側のドアミラーの電動格納の調子が悪く、うまいこと畳まれてくれない。
運転席側のミラーもAssyで中古パーツと交換したのですが、ミラーの交換はアテンザで経験していたので、自分で作業した。

と言ったように、外装にはいくつか問題があったのですが、それに対して内装は9万キロ走行の車とは思えないほどのキレイさだったのは拾い物だった。
シートが汚れていたり擦れていたりするのもできれば避けたいですが、それ以上に、本革のハンドルがヤレているのが私は一番引くのですが、ありがたいことに、このCX-8はハンドルカバーをして使われていたのか、まだまだしっとりと手のひらに吸い付くような革の状態が維持されていて、嘘みたいにキレイだった。

私が狙うような予算枠になると、外装がきれいに見えるものは多いが、内装がキレイな車輌は少ない。
その点このCX-8はシートも全席ともシミや汚れなどもなく、(今のところ)エンジンの調子も良い。
前オーナーは私のようなセコイ人間ではなかったようで、ディーラーでの点検整備を行われてことが点検記録簿からも垣間見られた。
たぶん、外装をキレイに修繕させてから中古車屋に並べれば、諸経費別で230万はくだらなかったであろう。
私がいくらで手に入れたのかはナイショにしておくが、かなりお買い得だったということだけは書いておく。

というところで、乗り換えた印象については【後編】につづく。

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