【東北5Days】Day-2:蔵王温泉スキー場デ樹氷ヲ満喫セヨ

今回のトリップの初日は、埼玉から見て手前に位置する磐梯山周辺にするとして、2日目をどうするのかはまあまあ悩んだ。
3日目に湯殿山でマッツン一家と合流することが決まっていたので、2日目は磐梯から湯殿山までの間にある福島か山形のスキー場のどこかにしようと考えていた。
早い段階から今回のトリップ期間の2日目から晴天が続く予報だったので、手堅く昨年も行った『天元台スキー場』か『Asahi自然観』に行っておくか。と考えていたのですが、たとえ雪が悪くても、観光という大義名分がたつ場所ならどうだろうと考え始めた。
「それならば」と、樹氷観光で有名な蔵王温泉に行くことに決めたのは出発の前日。
車中泊の一人旅は自由気ままだ。

というわけで11年ぶりに蔵王温泉にやって来た
7時前に蔵王山麓駅前の駐車場に着いたのですが、すでに50人以上の樹氷見学の観光客の方々が列を作っていた。
昨晩お会いした地元のサクライさんの話だと、ロープウェイ待ちに4時間以上かかった日もあったという。
上の画像ではその観光客の列に並んでおりますが、ここでは観光客とスキー・スノーボーダーを完全に分けてオペレーションされており、このあと前売り券を持たない私は、ここより前方のリフト券売り場の前の列に並ぶよう指示された。

8時半少し前に乗り場のドアが開かれ、リフト券を購入したあとに列に並び直すことなく、そのまま『蔵王ロープウェイ山麓線』に招き入れられた。

ロープウェイを降りてそのまま、お次は『蔵王ロープウェイ山頂線』の列に並び、9時ちょうどに樹氷原の上に位置する『地蔵山頂駅』に到着した。それにしても良い天気。絶好の樹氷観光日和。

やっぱりスノーモンスターのインパクトはスゴい。
前回見た時よりも少々痩せ型のモンスターになっているように見受けられたが、それでも大自然の威力を感じるには十分。樹木がこの姿になるまでの過程を想像するだけで背筋に冷たいものが走るし、それ耐え抜く生命の強さも感じることができる。
晴天のおかげで絵葉書みたいな写真が大量に撮れたが、目の当たりにした記憶の方が数倍インパクトがある。
そして、今回は樹氷抜けの高度感の高い大パノラマも観ることができた。
写真ではそのとき受けた衝撃の数パーセントも伝わってはない。

そして、全長8kmに及ぶこの広大な樹氷原を滑ることができるのもスキー・スノーボーダーとして得難い体験。
ちなみにここは「懺悔しないと滑り降りられない難所」であったことから『ザンゲ坂』と呼ばれる。
いくら懺悔してもし足りない私にうってつけの斜面だ。
しかもこの晴天の下となれば尚のこと。残りの人生ではもうこの景色には出会えないかもなあ。とか、真顔で思えるレベルの幸福度。

樹氷にばかりに気持ちが行ってしまっておりましたが、この日の蔵王の雪質もなかなかのものでありました。
というわけで、観光モードから一気に滑走モードにアタマを切り替える。
そうしてやって来た『菖蒲沼ゲレンデ』の朝イチのピステンが美味しすぎた。
コース全長は351mしかないのですが、あまりに美味しすぎてもちろんおかわり。

そのあと『蔵王中央ロープウェイ温泉駅』に向け、ほぼノートラックの『大平コース』をゆく。
ここの雪質も素晴らしかった。
昇温傾向となった今季では、さすがの東北でもこの先これ以上の雪は望めないかもしれない。
と、目の前の斜面をただ噛み締めることに集中する。

と、ここから305ヘクタールを誇る広大な蔵王温泉を、どこまで味わえるか。観光気分からほとんどラリー気分に頭を切り替える。
ちなみに、国内最大面積を誇るのは志賀高原で、その広さ実に405ヘクタール。
ただ、横に広い志賀に対して、蔵王は縦にも広いので、スキー場としては蔵王の方がより広大に感じる。

『サンライズゲレンデ』と『中森ゲレンデ』をつなぐ『かもしか大橋』のたもとには冬季閉鎖中の大露天風呂がある。こうした秘湯の温泉はもっと山奥にあったりするし、私はそこまでの風呂好きではないのでわざわざ行く気にならないのですが、そんな私でもここなら来られそう。夏のツーリングスポットの有力候補。

『中森ゲレンデ』もよく締まった足応えの良い斜面だった。ここでもおかわり。
移動中心のラリー中とは言え、良い斜面は見逃さない。

『蔵王中央ロープウェイ』で登り返し。
蔵王温泉スキー場には、なんと計4つのロープウェイが架けられている。
それだけで、ここがどれだけ広いかお分かりいただけるだろう。
『蔵王中央ロープウェイ』はその名の通りにスキー場の中央に位置するロープウェイ。

『中央ゲレンデ』を3本滑ってから今一度、ザンゲ坂の先に位置する『樹氷原コース』まで上がり『黒姫スーパージャイアント』まで移動した。

黒姫に着く頃には、すでに斜面は荒れ始めていた。そして、スーパージャイアントの上部では雪が薄く、土が出てしまっている箇所もあった。
地元のサクライさんも今年はほとんど雪かきをしていないとのことだった。
やはり今季の災害級寒波は、北海道と日本海側にのみ適用されるものだったようだ。
たまたま良い雪を味わうことができているが、今季は少雪シーズンなのだなと改めて感じる。

スーパージャイアントのボトムにあるレストランでランチを摂り、その後にやって来たのは『百万人ゲレンデ』。
その名の通りに一度に百万人滑れそうなほど、無用に広大なゲレンデ。
この日一番滑り甲斐のあった斜面。ただこの日はここを繰り返し滑ることのできるリフトがなぜか運休していた。なんとももったいない話だ。

スタート位置となる『蔵王山麓駅』に戻ったら、アストリア第1ペア〜第2ペアリフトを乗り継いで『大森ジャイアントコース』を滑ってから、再び山麓駅前の『アストリアゲレンデ』『横倉ゲレンデ』を滑ってこの日のラリーは終了。

と、ここまで駆け足でこの日の足取りを紹介いたしましたが、上のピンクで塗った部分がこの日滑ったコース。
百万人ゲレンデを含む、黒姫〜大森方面が楽しくて『蔵王スカイケーブル』の方まで手が届かなかった。
というよりも体力がもたなかった。

昨日滑った『ネコママウンテン』が、スキー場における至近の経営統合事例だとすれば、蔵王温泉は最古の事例とも言えるだろう。
上のゲレンデマップの右上に記載されるように、蔵王温泉には7つの運営会社が入り混じっている。
ただ、歴史あるオールドコースだけあって、おのおの増築を繰り返してきたリフト間の連絡はすこぶる悪い。
そのため、度々ワンフットでのスケーティングを強要される。ここも野沢温泉と同様にスキー向きのスキー場だと言える。
とはいえ、山3個分と言っていい広さを持つコースバリエーションの豊かさは蔵王温泉ならでは。
スノーボードでそのすべてを味わうには、ここはあまりにデカすぎる。
そんなわけで、蔵王温泉は私にとってまた訪れたい、否、訪れなくてはならない場所になった。

14時に蔵王温泉を出発し、向かったのは湯殿山至近の『道の駅 にしかわ』。
ここにはお土産屋やレストランだけでなく温泉施設もあり、まさに車中泊にうってつけの道の駅。
ちなみにここにある『水沢温泉館』はサウナ設備に力を入れられているようで「ととのう道の駅」を全面に押し出されていた。私はサウナしないので関係ないけど。

代わりと言ってはナンですが、湯上がりに地ビールでととのわせていただいた。
一本¥750のクラフトビールが、飲み比べセットになると2本で¥1,000!

ここに限らず道の駅にあるレストランは、たいがい17時には閉まってしまうので、夕飯に間に合わないことが多いのですが、Google Mapで辺りを探してみたら、すぐ近くに『肉そば 呑み所 松』があるのを見つけた。
土地柄にそぐわないモダンな建物はホテルと併設されるもの。

どの料理も旨かった〜〜〜〜もちろん、〆に肉そばもいただいた。
ここもぜひまた訪れたい場所となった。月山が開いたらまた来ちゃおうかな。
山形はまだまだ深い。

(Day-3につづく)

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