またまたまた、良い波を求めてアソコのポイントへ

アソコのポイントは、なんだか外す気がしない。
っていうか、どこに行くか悩むのがメンドクサイっていうのが一番の理由。
例年、そういうときは大貫に行くのがこれまでの流れでしたが、これまで繁忙期以外は無料だった市営の駐車場が、通年で週末は有料化してしまったコトをキッカケに、悩み無用の第一候補ではなくなってしまっている。
なんて言うのは取って付けた言い訳でしかなく、大貫にはそのうちまたシレッと通いはじめると思うのですが、今はアソコに気もそぞろの状況。

なんてなことをしているからなのですが、この日は外してしまったようだ。ヒザ〜モモが中心の小波ちゃん。
風はほとんど心配なかったのですが、南ウネリがもっと反応してくるのかと思っていた。
サイズは小ぶりながらも、この日もキッチリとブレイクしてくれているので、サーフィンにはなりそうだ。こういう安定感の高さがココの魅力。って、あくまでも“反応の良い”ミッドレングス以上であれば。ですが。

ここのところMID KITEとばかり遊んでいたので、いい加減『Hybrid Hull 6’10』に乗らないと。
と思い、海の状況も確認せずにこいつを抱えてやって来た。

私はエッジボードに適しているジョージ・グリノー謹製のフィンを3種類持っている。
左から『High Speed Fin』、『Power Blade』、『Power Glide』の3品。
ボトムターンでのドライブ感が好きでHigh Speedを使うことがこれまで多かったのですが、この日は気まぐれにPower Glideにしてみた。
3本ともベース部を細くして加速性を高めながらターンレスポンスを維持するために、どこの表面積を増やすのか、アイデアが盛り込まれたフィン。だと思う。
Power Bladeが一番エッジボードのレールが波のフェイスに食い込んだときの浮き上がる感覚が強く、一番ハイラインを維持する性能に長けていると思う。
Power Glideはカンタンに言うと、High Speedのドライブ感と、Power Bladeのグライド感のいいとこ取りをしたような印象。に思える。
ちなみに、Hybrid Hullを購入した八王子のRIDE SURF+SPORTSさんではHigh Speedの細長いデザインに、広いベースが追加されたような形状のフィンを薦められた。
ってことは、Hybrid Hullはもう少し出だしで真っ直ぐ加速させた方が良いってことか?

それはさておき、フィンによる味変もとても美味しいサーフィンの一部。
中でもジョージ・グリノーって人が原案となっているアイテムは、フィンであれ、エッジボードであれ、目的に対する手法が理論的で、一貫性があって私は好きだ。
ちなみにエリス・エリクソンはグリノーさんのテンプレートを基にエッジボードを開発している。

言ったようにサイズは小ぶりでしたが、Hybrid Hullなら(私のEllis Ericsonならどれでも)波が割れてさえくれればなんの問題もない。
トーゼン、もっとサイズが上がればもっと気持ちが良くなるのですが、Hybrid Hullなら滑れるフェイスの長さは波のサイズと比例しない。もちろんパキッと張った波ならアップスンの上下動の高低差に違いが出るので、小波で贅沢を言うならその部分。カンタンに言うと機能するウィンドウがとても広いので、ある意味波を選ばない。

ただ、この日に関してはロングボーダーが多すぎて、たま〜〜にやって来るコシを越すようなパキッと張った波は全部アウトから持って行かれてしまうので諦めるほかない。
この日は見渡す限り、ロングボードでないのは私ともう一人くらい。
それくらいのログ天国。そもそもここはそういうポイントだ。仕方ない。

9時をすぎる頃から朝一組があがりはじめ、第2陣が来るまでのそこからの30分ほどは競争率もグッと下がってまあまあ良い波を捕まえることができた。ハッピーアワー。

11時前に潮は引き一杯となり、朝はミドルだった場所は水深ヒザのインサイドとなった。
こうなると乗れる波数は一気に半減してしまう。
この日は乗りすぎたようで、いつもなら腕があがるところ膝が痛い。
そんなうれしい悲鳴とともに海から上がることにした。

ここまで潮が引いたところを見るのは久しぶり。
このポイントの遠浅かげんが良く分かるヒトコマ。

駐車場に戻り、私が着替えと片付けを済ませた頃にあがってきたロガーの方が、そのタイミングで到着した方に波の状況を聞かれて「今が一番イイすよ」と答えていたが本当だろうか??
「ロングボードなら」の、大きな注釈付きだよな?どう考えても。
というように、波の善し悪しは意外と乗り手のもつ第一印象によって大きく左右される。
つまり、私の感想もあくまでも私の印象でしかないということは申し上げておくことにする。
もちろん、そこにも「Ellis Ericsonなら」の注釈を添えさせていただくことになるわけだ。

Ellisのボードに乗れる機会はなかなかないと思うし「騙されたと思って」とか軽口を叩けるほど安い品物でもない。
そして、ボードに求める印象は波と同様に十人十色なので、本当に私に騙された場合の保証はしかねる。
という逃げ口上をしたうえで言うが、Ellis Ericsonのボードはどれも私にとって「Magic Board」。
それに出会えたと実感できることが私にとって何よりの宝だ。

あ〜〜サーフィンってホント素晴らしい。
明日も仕事ガンバロ。

土と雪と:次回の投稿は明後日(水)になります。お楽しみに。

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