いよいよ、と言いますか、やっと『BMW F450 GS』の国内販売が開始された。
メーカー希望小売価格961,000円〜(消費税込)という想像以上に抑えられたグッドプライスもあり、ディーラーにはすでに多くのオーダーが入っているのだそう。
ちなみに、6月26日にBMW GROUP Tokyo Bayで行われる『NIGHT RIDER MEETING TOKYO 2026』にて、国内最速のお披露目が予定されているのだそうです。早く実車を見てみたいと思う反面、昨年もこのイベントはかなり混んでいたようなので、私はディーラーに届くのを待つことにする。
例によって買うつもりはなくても常に市場調査を欠かさない私は、ミドルオフローダー・クラスでは『ホンダCRF450L』の市場動向をウォッチしてきたのですが、CRF450Lのメーカー希望小売価格1,296,000円(消費税込)に対して、F450GSの961,000円〜という価格設定にはかなり驚かされた。
F450GSはタイ工場での生産と聞いているので、それなりに安くはなるだろうとは思っておりましたが、ここまで戦略的な価格設定をしてくるとは思わなかった。
私の知る限り『R1300RS』『R1300R』をはじめとして、ここのところのBMW Motorradの価格競争力の付け方はかなり挑戦的。同じ1300でも『R1300RT』などのプレミアムラインの価格は維持しつつも、装備面でシンプルなモデル(Pureモデル)に関しては価格を抑える戦略を採っているように見受けられる。
もちろんそうした動きは低年齢化を含む市場の拡大を促す起爆剤となることを狙ってのことなのだろうが、高年齢な私もF450GSにはかなり惹かれている、否、惹かれていた。
実際に発売となったモデルの超のつく残念ポイントがキャストホイールであること。
こうしたオフロードモデルの場合、軽量でいてリムがしなりやすいことで、路面追従性に優れるスポークホイールは、その筋のスキモノにとっては必需品となる。
ディーラーで聞いた話だと、F450GSに関しては今後スポークホイールも登場するようなのですが、そちらはオプションパーツ扱いになり、今のところスポークホイールバージョンの登場予定はないのだという。
つなり、この設定が意味するところは「オフも走れるロードモデル」であるということ。
まさにGSシリーズの流れを汲むミドルツアラーとしての位置付けなのであります。

こちらはこれまで散々私を煽ってきた『F450GS コンセプト』の画像なのですが、市販モデルとの違いは一目瞭然。
跳ね上げられたマフラーにサイドカバーのデザイン、もしもの時に車体を引っ張り上げるのに便利そうなグリップとなる、リアのパイプフレームも専用のものとされている。
シート高はかなり高くされており、高い重心位置を活かした荷重動作がしやすくなることで、クイックな操縦性を高めている。
コンセプトにはチューブレス・スポークホイールが装着されているが、実際にF450GS用として販売されるスポークホイールが、このチューブレスホイールになるのかどうかは不明。

タイヤサイズはフロント100/90 -19、リア130/80 -17で、市販モデルと同じなのですが、ハイトのあるブロックパターンタイヤであることを差し引いても、明らかに最低地上高が高められている。
つまりスポークホイールがオプションパーツとして手に入ったとしても、このF450GSコンセプトのリアルオフローダー然としたアピアランスは手に入らないということになる。
超高価なフロントサスペンションも交換しないと、この佇まいは達成されないということだ。
この本気バージョンが『HP』名義であとあと追加される可能性もなくもないが、私の体力と気力が残っているうちにそのバージョンが登場してくれて、しかも今のプライスを維持してくれる可能性は極めて低いだろう。

とか、考えるまでもなく、もしも手に入れるなら私はホンダかなあ。って、お金以前に置く場所がないので、買う予定もつもりもないのですが、もしかするとF450GSの登場によってCRF450Lの中古車市場にも影響があるかもしれない。なんてことを楽しみに、今後も市場動向を見守っていこうと思う。


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