DAYTONA × NANGA AURORA ダウンジャケット+NANGA 焚火ダウンパンツ

さすがにツーリングには行きませんが、私は真冬であってもオートバイには乗っている。
特にバックカントリーで実感させられる「装備さえしっかりしていれば寒さに打ち克てる」と思えるようになったことは私の中でとても大きく、冬のライディングに対する心の足かせを外してくれている。
そうした考えをしてみれば、オートバイ用品大手の『デイトナ』が『NANGA AURORA ダウンジャケット』をモーターサイクルライダー用にリファインしたモデルを用意することは、ごくごく自然な成り行きだと言える。

そんなわけで、この冬のあいだDAYTONAとコラボしたNANGAのオーロラジャケットを使っていたのですが、これが驚くほどに暖かい。
これまでにもオートバイ用と称される、のべ20着以上ウィンタージャケットをアレコレと使用してきましたが、AURORAダウンジャケットはそのすべてを完璧に凌駕する高い性能を持っていました。

表生地:40dn オーロラテックス®耐水圧20000mm、透湿性6000g/m²/24hrs
裏生地:40dn ナイロンタフタ
羽毛(フィルパワー):スパニッシュダックダウン 90-10% (760FP)
ダウン量:150g
総重量:650g
YKK製止水ファスナー

結局のトコロ、雪山を登る際に用いる、アンダーレイヤー・ミッドレイヤー・アウターレイヤーの考え方で重ね着するのが一番だと信じて、ここ数年はゴアテックスジャケットの下にダウンのミッドレイヤー、その下にウールかフリース、そしてアンダーレイヤーにウールを着て冬をしのいで来た。
バックカントリーでは身体を動かしているので体温が加算されるが、オートバイではそれはない。
汗も搔かないのでジャケット内の湿度が上がることもなく、ゴアテックスの高性能な透湿性も意味がなく、むしろナイロン素材の表面温度が外気温に引っ張られて冷たくなる方がマイナスに働いている印象。
走るうちに滲みるような寒さに襲われましたが、アンダーレイヤーにウールセーターでも着た上にこれを着れば、関東圏の平地なら1mmも寒さを感じないで済んでしまった。
これはすごいっ!目から鱗が落ちまくりだ。

フロントの2つのファスナーからオプションのセパレートタイプの胸部プロテクターを装着ができるものの、安全装備としては心もとないし、表面素材の切り裂き強度もアウトドアジャケットのそれなので、転倒時の安全性には目をつぶる必要はあるし、もしもの時は高級なグースの羽はみんな飛んでいってしまうだろう。
でも、だからこそ気軽に付き合えるし、着心地も気分も軽くなる。
出かける歳の準備に時間を取られないのが一番のメリット。
もちろん見た目はただのダウンジャケットなので、普段着にしても何の違和感もない。

それと、画像で着用している今シーズンから使っているJRPのウィンターグローブがまた暖かい。
オートバイ用品店で「グリップヒーター対応」の表示に目がいって試着したのですが、あまりに革がしなやかで即購入を決定した。
オートバイグローブの場合「使いやすいものほど寒い」というのが定説なのですが、これはそうした誤解を完全に破壊するほどの暖かさを持っていました。

そして、勢いに乗って手を出したのが『NANGA 焚火パンツ』。
その名の通りになかなかにヘビーデューティでオートバイ用だと言われても納得できるほど作りが良い。
これにあとはマフラーやバラクラバ、ネックウォーマーで首回りを護ればもう無敵!

というわけで、
5年ほどウィンターライディング用品のチェックを怠っていたら完全に浦島太郎になっていた。
冬もオートバイに乗り続ける貴兄に超オススメであります。

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