X-fifteen Carbon を手に入れてしまった!

『X-fifteen』を手に入れてからほどなく。
『X-fifteen Carbon』がフリマサイトに現れてしまった。

X-fifteenを実際に使うようになって、その快適性能の高さにすっかり虜となってしまった私は、たとえ手に入るのが半年後であっても、X-fifteen Carbonを注文するべきだったと後悔していた。
そんなタイミングでしたので、一も二もなくポチッといってしまいました。
正直に言うと、最初は「なんて間の悪いタイミング!先に出てきてくれていれば寄り道せずに済んだのに!」とか思ったのですが、たぶん先にX-fifteenを試していなかったら、X-fifteen Carbonに手を出す勇気は持てなかったと思う。

2025年10月の注文受付開始から多くの注文が舞い込み、一時は手に入るまで1年とも言われたレアモデルですので、もちろんメーカー希望小売価格:165,000円 (税込) よりも高い、プレミア価格を支払うことになりましたが、早くなったとは言え、それでも半年後と言われる納期を考えれば、今すぐに手にすることができる特急料金だと思えば、むしろラッキーだったとすら思う。
加えて、2026年10月1日からの価格変更で、198,000円(税込)にまで値上げされることを考えれば、過払い分は飲み代一回ぶん程度。無駄遣いの気休めとしては十分。

タイミング的に今年に入ってから手に入れられたものだということと、そもそも高額な逸品ですので大切に使われていたであろうことは容易に想像できた。
ですので、ある程度安心して手をだすことができたのですが、実際に届いたX-fifteen Carbonは、スクラッチ傷ひとつないほぼ新品同様の状態でありました。

これまでも何度か実物を拝む機会がありましたが、こうして我が家でじっくり見ることができるのは、ショップで見るのとは一味も二味も違う。
一番気になっていた炭素素材で作られていないプラスチックパーツとカーボン繊維との馴染みについても、各店舗に支給されるプロトタイプよりも、実際に発売されたバージョンはさらに芸の細かい処理が施されているように思う。

こちらは太陽光で眺めたところ。厚く塗り重ねられたクリアの仕上げも存外に美しい。
太陽光で照らすと、うっすらとアンバーがかって見える。ただ黒いだけではないのであります。
眺めているだけで、高い満足感に満たされてしまう・・・ウットリ。

もちろん、届くや否や『SHOEI Gallery TOKYO』に予約を入れ『Glamster』につづき『P.F.S : Personal Fitting System』を施工していただいた。P.F.Sはやるとやらないでは大違い。何より、せっかくのX-fifteen Carbonですので、やらない手はない。

SHIOEI Gallery TOKYOには、この時すでに新たな安全基準をパスした『X-fifteen 02』が展示されていた。
こちらは世界二輪ロードレースを管轄するFIM(国際モーターサイクリズム連盟)が定義した、より厳格化された新規格「FIM FRHPhe-02(FIM Racing Homologation Program for Helmet fase 2)」をパスした、FIM公認の世界選手権でも使える純粋なレーシングモデル。
X-fifteen Carbonは、JIS規格およびSG規格(全排気量対応) を取得してはいるものの、FIM FRHPhe-01も取得していないためMFJ管轄の国内レースでも使えない。
最軽量のカーボンモデルなのに。とも思うが、特別な公道仕様なのだと思うと、それはそれでなんだかうれしい。そもそもレースに出る気もないし。

案の定、使ってみた印象はほとんどノーマルと変わらない。
使ってみた印象ですが、ノーマルのX-fifteenであってもあれだけ完成しているのだから、ある意味当たり前の話なのですが、倍近い価格差を持つスペシャルバージョンであってもやはり、被り心地はノーマルモデルと何ら変わりはない。
カーボン化の一番の目的は軽量化にあるはずですが、軽さに関しても、それほど劇的な違いはない。
私がX-fifteeに対して一番感動した静粛性に関しても、外殻素材の違いなのかノーマルよりも若干ですが外音が耳に届きやすいように思える。
つまりX-fifteen Carbonは、見た目とそれによる所有欲を満たすための、究極の “伊達モノ” ヘルメットなのでありました。

カーボン繊維は一枚のシート状になっており、それを帽体に被せてこの状態になっている。なので、何枚かのシートを組み合わせているはずなのですが、シート同士が合わさって見える箇所がほとんど見当たらない。曲面に合わせるためにシートが間延びしてしまっているところもまったくなく、カーボン繊維はすべて同じ間隔で並んでいる。
ノーマルのX-fifteenのもつ堅牢性と安全性をベースにしながら、厳選された素材と、それを活かし切る緻密で正確な職人技は、サーキットでのコンマ1秒のためではなく、ただ、美しさを追求するためだけにある。
へそ曲がりの私は、そんな偏屈なところにもシビレてしまう。この際、あの値段も致し方なし。

話が壮大に逸れましたが、Personal Fitting Systemを終えたX-fifteen Carbonは、これ以上なく私の頭にフィットしてくれるようになった。
もちろんX-fifteen Carbonを床間に飾っておくつもりなど毛頭ない。遠慮なく使い倒す所存であります。

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