BMW MOTORRADがYouTubeで公開を始めた『The Ones Who Ride/バイクを駆る者たち | EP.01 : VISION』に、BMW R20の市販バージョンが堂々と登場しています。
このムービーの中で、BMW MotorradのCEO、マルクス・フラッシュ(Markus Flasch)氏がR20の開発が試作段階にあること、そして、場合によっては発売が前倒しになるかもしれないことを明言している。
K18についても、市販バージョンの計画があることが示唆されている。

こちらのムービーでは、私が気になっていた右サイドの造形も見ることができ、ナンバープレートとリアコンビネーションランプの取り付け方法に関しても確認ができた。
加えて、極端に短くされたマフラー出口の奥に、大型ながらもすっきりと車体下部に収められたマフラーも垣間見ることができる。ムービーの中で聴く限りにおいては、なかなか良いサウンドを奏でているように思う。
ただ、リヤのアッパーアームはコンセプトモデルに比べやはり質感の低いものとされているようだ。ロアアームはコンセプトモデルではシンプルにパイプ一本で済まされておりましたが、剛性の高そうな造形に変えられている。以前、カワサキのZRX1100のスイングアームもシンプルなパイプ構造でしたが、その後補強が追加されたことを思い出させる。パイプフレーム構造は見た目が良い反面、剛性の確保が難しい。
そして、R18において象徴的だったオープン・カルダンシャフト(ドライブシャフト)はメッキからブラックとされているところが気になるところ。メッキのままの方が好みですが、たぶんお金がかかるんだろうなあ。
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ 閑話休題 _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
このムービーの中でフラッシュCEOが、モーターサイクルを「守るべきもの」、その責任はライダーにもある。と言っていることに少なくない驚きを感じた。
そしてそこには「20〜30年後にモーターサイクルが存在しているかどうかは・・・」という枕詞が寄せられている。
仮にも大メーカーのCEOの一人が、“モーターサイクルは遺すべきもの” と、あたかも絶滅危惧種でもあるかのように語っていることには驚かざるを得ない。
そうした危機を避けるため、危惧を減らすために、R20やK18のようなモーターサイクルが必要なのだとも語っているので、化石燃料の枯渇や二酸化炭素の増加による温暖化などのイメージによって、利便性よりも趣味性の高いオートバイの存在意義が薄れていってしまう傾向にあると言いたいのだと思う。
偏西風が大きく蛇行したり、それに併せて台風が東から西に移動するようになったり、線状降水帯が発生して浸水が起こったり、深刻な水不足に陥ったり、氷河の崩壊によって大規模な洪水が発生したりしていることとも無関係ではないので、一人もしくは二人だけを運ぶことしかできないオートバイを無駄だと切り捨てることは簡単だ。
私は20年後にはすでにオートバイを降りているだろうから、私にとっても無関係なのかもしれないが、フラッシュCEOの言う通り、ライダーの私にも責任はある。
大切なのは、環境にやさしいBMWのようなオートバイを選びながら、オートバイへの愛を失わずに次世代へと繋いでいくことだと思う。


コメント