これまたネタバレさせずに感想を書くのが難しい。
なので、物語に関してここに書くのはほとんど無理。
特に今回のメインヴィランに関しては、それこそが物語の核心なので、一番書くことができない。
そう言った意味で、そこをうまいことぼやかしている予告編は、ホント大したものだと思わされる。
というより、そうした核心をぼやかしたままでも来場者が見込めているというトコロが、スパイダーマンのスパイダーマンたる所以なのであります。

なので、製作陣はとても厳しい立場にあるワケで、特に過去のスパイダーマンが集結するという、裏技中の裏技を駆使して全世界を驚かせた前作『ノー・ウェイ・ホーム』の続編なだけに、これを超えていくのは並大抵なことではない。そして、『ブランド・ニュー・デイ』は、公開6日間で10億ドルを突破し、見事にそうした期待に応えてくれた。
前作で世界中の記憶から消えたスパイダーマンの正体、ピーター・パーカーという名前を、恋人であったMJと、親友のネッドに思い出してもらえるのか?そして、予告編でも観られる通りに、変化し続けるクモの遺伝子がどう言った展開を見せるのか。
何より、こうしたスーパーヒーロー作品の泣きどころと言っていい、回を追うごとにパワーアップすることが運命付けられているヴィランを、いかにして倒すのか。
言ったように、今回のメインヴィランこそがこの映画の核心のすべて。
このメインヴィランは今後のMCU全体に影響を及ぼすラスボス級の存在ですので、メインヴィランが明かされるその瞬間まで、ハラハラドキドキで楽しみにしていてほしい。
前作でアンドリュー・ガーフィールド演じる『アメイジング・スパイダーマン』が登場したあの時間帯に、今回もメインヴィランが明かされるのは狙いなのか?はたまたテッパンの演出なのか?
といったてんこ盛りの内容を、2時間25分の上映時間で描き切った今作のスピード感はものすごい。
正直、私はかなり目が回ったし、物語についていくだけで精一杯だった。
ご高齢の方には鑑賞の際の体調管理も大切であることは言っておきたい。
そして、今作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は、『Shot for SCREEN-X』フォーマットで撮影された世界初の作品となっている。
もちろん私もSCREEN-Xで鑑賞しましたが、それも私の目を回らせた要因となっていることは間違いない。
『マンダロリアン・アンド・グローグー』、『スーパーガール』と、ここ3作品をSCREEN-Xで鑑賞することとなりましたが、今作のSCREEN-Xで得られる没入感は段違いだった。
やはり、映像の端を伸ばしてSCREEN-Xに合わせたものと、両端も併せて撮影されている今作では、両横のスクリーンの解像度、存在感が全く違った。
観る者は基本、画面中央を観つづけるのですが、横の画面から飛び込んでくるものの解像度が高いため、そちらから移動してくる時間をしっかりと感じることができる。
今作で言うと、高層ビルから飛び降りるスパイダースウィングのアクションシーンの臨場感がすごかった。
高所恐怖症の方は心臓にかなりの負担がかかってしまうと思われるので鑑賞注意であります。
ただ、家から一番近いSCREEN-Xスクリーンをもつ『T・ジョイ エミテラス所沢』の場合、お子様連れで観られる方が多いようで、SCREEN-Xは日本語吹き替え版だったのが超残念。
字幕版上映の『109シネマズプレミアム新宿』まで行こうかと思ったが、あまりの暑さに諦めた。
おかげでエンドソングでミセス・グリーンアップルの『Brand new』を聴かされることになった・・・
そのうち字幕版も観に行っておこうと思う。
(オススメ度:90 ※SCREEN-Xの場合)


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